今が旬です!石川県の夏のおさかな「イカ」

いつもありがとうございます。

販売担当 のと です。

石川県の夏の名物である「イカ」についてお話しいたします。

夕暮れ時から水平線に並ぶイカ釣り漁船の漁火が、

夏の風物詩として、心地よい雰囲気を演出してくれます。

石川県の漁業生産額の約3割はイカ類によるもので、

そのうちの約8割がスルメイカです。

スルメイカは日本海の南部で生まれ、

北海道周辺まで北上しながらエサを探します。

このイカを餌とする大型魚も北上しますが、

その後イカは産卵のために再び南下してきます。

その結果、石川県沖でも漁場が形成されるのです。

このため、全国各地から約300隻の小型イカ釣り漁船が

石川県沖に集まり、金沢港を含む石川県の漁港にイカが水揚げされます。

ただし、「イカ」と言ってもさまざまな種類が存在します。

石川県では、生スルメイカのほかにもアカイカ、コウイカ、アオリイカ、

ヤリイカ、ソデイカ、モウゴウイカ、ホタルイカなど、様々な種類のイカが漁獲されます。

特に、スルメイカ漁は県を代表する漁業の一つです。

このスルメイカ漁では、小型イカ釣り漁船が「集魚灯」という

明るい電灯を使用して、イカを集めるための操業を夜間に行います。

この電灯の明かりが夏の風物詩としての「漁火」になる訳です。

漁獲後、即座に氷で冷却し、船上で鮮度を保つようにして、

そして、一匹一匹丁寧に選別・箱詰めされます。

陸揚げ後、スルメイカはすぐに競りにかけられ、鮮度抜群の状態で出荷されます。

このような過程を経て、石川県産のスルメイカの品質と新鮮さが守られたまま、

市場から家庭の食卓に届けられるのです。

生のスルメイカの美味しさの秘密は、「鮮度」にあります。

刺身はもちろん、干物や煮物、焼き物など様々な調理法でも

その鮮度が際立ち、甘みや弾力のある食感を楽しむことができます。

また、塩辛や沖漬けなどはご飯のお供として最適です。

スルメイカの特徴的な風味と旨味を存分に味わえるのです。

能登小木という場所は、石川県で有名なイカの産地であり、

そこで作られる魚醬「いしる」もおすすめです。

このいしるは、スルメイカの内臓を利用して発酵させた調味料です。

この独特の風味が料理に深みを加えてくれます。

また、石川県では輪島などでも「いしる」という魚醬が作られていますが、

こちらはイワシやトビウオ(アゴとも呼ばれる)を発酵させたものです。

石川県では新鮮な魚がさまざまな種類で水揚げされており、

それらの食材を美味しくいただくために

様々な工夫がされていることが分かります。

ではまた

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