「柳八目(めばる)」は、春を告げる魚の一つ
こんにちは
販売担当 のと です。
最近、金沢港では「メバル」が大量に水揚げされています。
こちら地元では、「柳八目(ウスメバル)」と呼ばれ、
春を告げる魚のひとつです。
金沢の「のどぐろ」は有名ですが、
「のどぐろ」は秋の魚の一つで、
春は、やっぱり柳八目や赤ガレイが「春告魚」になります。
春には、祝い事が多く、その頃に旬を迎えることもあり、
脂がのった柳八目は鯛(この時期、桜鯛と呼ばれます)より好む人も多く、
20cm前後の柳八目は一度食べたら忘れられないおいしさです。
身離れがよく、小骨が少ないので、子どもからお年寄りまで食べやすいことも魅力の一つ。
旨みのある白身は上品な味でクセがなく、
唐揚げや塩焼き、南蛮漬けなど幅広い方法で調理されます。
中でも柳八目とともに旬を迎えるタケノコとワカメを一緒に煮付けたものは絶品です。
また、輪島の朝市では、この柳八目の醬油漬けが人気でしたが、
ご存じの通り、元旦の能登地震で朝市通り一帯の火災で、
輪島朝市は、まだ復活の兆しは見えていません。
今、明るい話題が乏しい能登地区ですが、
県内はもちろん県外からもボランティアの方々が必死で、
能登復興に尽力されています。
是非、今が旬の「柳八目」を食して、
能登の復興を祈りたいと思います。